南城苑の勝手口

旅館のPRブログではないかもしれない…

案外近い通潤橋。

実は黒川温泉と通潤橋

 

案外近いのです!

 

車で約2時間

 

田舎の「近い」は感覚がおかしいと思ったでしょ?

 

正解です笑

 

 

 

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天気の良い日に行けたようで雲が無い!

 

ここで私が通潤橋について語ると大変な事になりそうです

 

 

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通潤橋は山あいの田んぼの中にある

 

何の変哲もない石橋です

 

 

 

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このシンプルなアーチ橋には現代にも生きる技術がたくさん詰まっております

 

みなさんご存知の通り、通潤橋はこの川をまたぐ橋であり水道管であります

 

と書きましたが渡るための橋の役割よりも、水路としての役割の比重が高い橋です

 

造られたのは江戸時代です

 

この橋ができた事により、以前は湧き水や降雨だけに頼っていた周辺の田畑の生産率は格段に上がったようです

 

 

 

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いやコレ話し始めると終わらないし、興味が無い人もたくさんいるはず(葛藤)

 

とにかく

 

当時の土木工事の技術の粋であるのです

 

美しいアーチにより自重を分散し強さを持たせ

 

橋の内部の石の管には溝を掘り、漆で結着し漏水を抑制し

 

なおかつ見事なのは

 

水と共に流れてくる砂等の堆積物による詰まりを、露出している「橋」の部分から吐水により押し出すというよく考えられたシステムなのです

 

まぁ橋も見事ですが、「管」の部分があってこそ

 

キレイにシーリングしていないと逆サイフォンがぁぁぁぁぁ!

 

 

 

 

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と、こんな風になっちゃうので

 

みなさんは美しい景色と先人たちの知恵と努力を「スゴイ!!」と思いながら眺めてくださいね!