南城苑には「配置薬」、
いわゆる「置き薬」があります。
ちょっと行って買えるのだけれど、
昔からそうなので
今もそう。
時々おじいちゃんが来て薬の入れ替えをします。
そうです
富山から来るのです。
前回来た時に撮らせてもらいました。
つづらを背負ってやってきます。
あ、富山から歩いてくるわけではないですよ!
車で全国をまわるそうです。
黙々と書き込んだり入れ替えをしたりしています、
私は毎回周囲をうろついてチラチラと様子を窺います。
このつづら、ほしいなぁ~
とか思いながら(笑)
1700年代後半から連綿と続くこの売薬の歴史は、やや細りつつあるものの
明治の漢方医学の廃止で苦境に立たされた時と同じく
販売経路や形態を変化させ、この現代でも誰かがいつの間にか「富山の薬売り」のお世話になっている。
あと100年くらい経って、つづらを背負って「こんにちは~」と言う人がいなくなっても
きっと歴史は途切れないんだろうな。
恐るべし、富山藩!
今日は久々に開いたフォルダで語ってみました♡